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【タイ】タイ情勢、経緯と今後について

GP
 クーデターの経緯と今後をお知らせ致します。

*5月20日AM3:00 反政府デモによる死者・負傷者が多数出た為、タイ陸軍のプラユット司令官は戒厳令を布告した。国民の安全、財産を守るためでクーデターではないとしている。

*5月21,22日 軍部は政府派と反政府派との会合を開き、両者が一切歩み寄りができなかった為、プラユット司令官は22日クーデターで全権を掌握し憲法を一時停止タクシン元首相派政権を解任した。一方、選挙委員会など憲法で規定された独立組織、裁判所、上院の組織は存続させた。

*5月22日 午後10時から23日午前5時までの夜間外出禁止令を布告。5人以上による政治集会も禁止した。

*5月24日 (反政府派多数の)議会上院を廃止し、行政、立法の全権を掌握した。

*5月24日 反政府デモが始まり、一時BTSや道路を閉鎖しデモの鎮圧を行った。

*5月28日 夜間外出禁止令は時間帯を深夜午前0時から午前4時までの間となった。

*5月30日 タイ陸軍司令官はテレビ演説で、民政移管のための議会選挙が早くても2015年後半になると述べた。

*6月03日 国家平和秩序評議会は、夜間外出禁止令をパタヤ市、サムイ島、プーケット県で解除すると宣言した。

※他の県と地域では、夜間外出禁止令の時間は午前0時から午前4時まで、施行続行の見込みである。(変更の可能性有り)

 

 ここまでがクーデターの経緯・状況と今の外出禁止令です。

 今後ですが、民間移管の総選挙が来年後半と言う事で、このまま軍政が続く予定です。

今後問題になるのが「反クーデター勢力」で、どの程度の規模で行われるのか?です。

普通に考えると、軍を倒す場合、相当な混乱(多数の流血騒ぎ)や革命?が無い限り無理と思われます。

そこまで民衆を率いていける指導者はタイには居ないと思われ小さい衝突だと思います。

今軍隊・警察が治安維持を行っているので、デモ隊が活動していた時よりかなり安全は確保され市民は平穏に暮らしております。

「軍事政権」と言う事で、観光客の皆様には敬遠されるかもしれませんが、デモ隊が居た時より安全で突発的・酷い渋滞は無く、ホテルの多くはディスカウントを実施しており観光に支障は無いと思います。ただし、通常の渋滞は有ります。

BKK支店


投稿日:2014/06/04 | カテゴリー:タイ

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